江戸中期 Mid-Edo era 幅 width 52 mm / 高さ height 60 mm 白く透き通るような肌と、ろくろの確かさ、染付だけで描いたとは思えない写実感は、うちにある他の猪口とは一線を画している。 京都に行ったときに、ケースがたくさんあって、品物が陳列されていて、それぞれが小さな店になっているようなアンティークショップでみつけた。だからそれを出品している人とは話をしておらず、これがどのくらいの時代のものなのか、確かではない。 The white almost transparent surface, the rigid shape, and the realism of blue-and-white drawing are different from other cups in my collection. I found it at an antique shop in Kyoto. I am not sure how old this is because I didn't talk with the exhibitor of this cup.
江戸後期 Late Edo era 口径 width 57 mm / 高さ height 55 mm 水仙が4本、均等に割られた枠に描かれている。器の形がチューリップのようで、やさしい印象を与えている。古伊万里をあつめだした頃に、大阪・池田市の古美術屋のネット通販で手に入れたもので、なぜか2客買った。その店には行く機会がなかったが、数年前閉店した。 Four daffodils are drawn inside equally divided frames. The round shape like a tulip gives us a gentle impression.
江戸後期 Late Edo era 口径 width 53 mm / 高さ height 53 mm いまから15年以上前、東京・世田谷区の烏山あたりのお店でみつけた、自分にとって最初の古伊万里の器。梅の木が格子窓から見えているかのよう。リズミカルな文様がとてもかわいらしい。 当時はこんな小さな猪口に何千円も払うのが信じられなかったので、2客あったうち、高台にキズがあった安いほうを選んだが、いまになってみると、断然キズなしを買うべきであった。その後、古美術店や骨董市などをのぞくことも多くなり、バカみたいに古伊万里の器を集めるようにもなったが、いまもあるのかどうか定かではないあの烏山のアンティークショップでの出会いは、まさにビギナーズラックであった。 The first item of my Koimari collection. Ume (Japanese apricot) tree and flowers are seen through a lattice window. It has a flaw at its bottom and was a cheaper one of the two in an antique shop at Karasuyama, Tokyo. I regret why I didn't buy the better one; I couldn't understand paying some thousands yen for such a tiny ceramic cup at that time.