だるま市と彫刻との出会い
きのう(土曜日)深大寺のだるま市に行った。
3月3日・4日は調布の深大寺でだるま市がある、と喫茶店の新聞記事で知ったので、そういえば、東京に長いこと住んでて行ったことないなあと思い、行ってみた。三鷹駅からバスで20分ほどで深大寺入口に着き、まずはそば屋へ。交差点から歩いてすぐ左手にある「深水庵」という店。一番混んでる時間だったので、けっこう待って玄関前の外の席にすわった。前に犬がいた。衛生面を気にされる方はお座敷がおすすめです。ざるそばはまあふつうにうまかった。
だるまは小さいのを買い、お坊さんに目入れをしてもらった。これもけっこう並んだが、その途中で「お練り行列」が見れた。つぎに、歩いて「湯守の里」という温泉施設へ。地下 1500 m から汲み上げた「黒湯」が気持ちよかった。上野や大田区のあたりの「黒湯」の銭湯は知っているが、調布でも出るんですね。
さらにバスで吉祥寺へ。井の頭自然文化園で降りて、4時ぎりぎりで入れてもらった。そこで出会った彫刻の数々・・・
これは日蓮の像。日蓮って、南無妙法蓮華経って言うだけでいい、っていうユルイ感じの人かと勝手に思っていたが、全然ちがったのね・・・ 彫刻を見ただけで、一冊の本を読む以上に鮮烈にその人となりを印象づけられる。彫刻ってすごい、と思った。作者は北村西望(せいぼう)。長崎の平和祈念像(片手を上にあげたあのやつ)の作者で、それをつくるにあたり、ここ井の頭自然文化園にアトリエを設けたのだそうだ。もちろん動物たちともふれあった。
井の頭池は「かいぼり」中。湧き水を見に行くツアーがあるとのことだったが、もう終わっていた。興味はある。それからナカミチ通りにある古伊万里をあつかっている店をのぞいて、めし食って帰った。充実した一日だった。
追記、
きょうは奇しくも北村西望の命日であった。1987年、102才没。すごい人だ。
NHKアーカイブより、「NHK人物録・北村西望」。