信州での出会い

長野を旅行した。写真は追分宿のお寺で出会った「カーリング地蔵」。


まずは2018年2月13日放送のTBSラジオ「爆笑問題カーボーイ」の「CD田中」のコーナーの、いまにみてろドッカーンさんの作品をなんとかしてお聴きください(「カーボーイ 2018年 2月13日」で検索してください)。

狩人の「コスモス街道」(詞:竜真知子、曲:都倉俊一、1977年)ははじめて知ったけど、たしかにおもしろい歌だ。むかしの歌は本当におもしろいのが多い。

あんまりおもしろいので、長野旅行のついでに「その場所」に寄ってみた。朝、北陸新幹線で東京をでて、軽井沢でしなの鉄道にのりかえて、信濃追分駅にて下車。ホームにはうっすら雪が積もっていた。

バスで追分宿へ。「追分入口」で降りてすぐのところに目当ての場所「分去れ(わかされ)」は存在する。そう、「右は越後に行く北の道、左は木曽まで行く中山道」の場所である。

石の柱の片面に「従是(これより)北国海道(ほっこくかいどう)」、反対の面に「従是中仙道(なかせんどう)」の文字が彫ってある。江戸時代、ちょうどここで、中山道から北国街道が分岐していた。北国街道はここから小諸、長野をとおって直江津に至る。

もうひとつ、狩人の「コスモス街道」の石碑がこの近くにある、との情報をだれかのブログで仕入れていたので、うろうろ探してみたが見当たらず。そこで近くにあったマルヨシ美術という骨董屋で聞き込み。お店の方に「コスモス街道の石碑しってますか?」と聞くと「コスモス街道はここじゃないよ」となかなか意思疎通ができない。それもそのはずで、コスモス街道とはここから 10 km ほど南の国道254号(富岡街道)の内山周辺の別名であり、まったくのお門違いなのである。狩人の歌は、軽井沢や佐久など、この近辺の情景を適当に織り込んだものなのだ。なんとか説明して、近くにある「中山道69次資料館」にあるかもしれない、と教えていただいた。

ありました...

冬季は休業中ということだったが、この私設資料館はなかなかすごそうだった。敷地には遊歩道がつくられて、69個の宿場を示す立て札がたっていて、中山道を体験できるみたいだった。骨董屋にもどってお礼をいって、またバスに乗ってその地をあとにした。時間がなくて残念だったが、骨董屋の人はとても親切で、古伊万里の器もいくつかあったので、また時間のあるときに訪れたいとおもった、資料館も。

その後、北国街道の宿場町でもある小諸で昼飯を食い、大手門や懐古園をみて、またしなの鉄道で長野に行き、善光寺をお参りして、人生初の「第一番 大吉」を引き当て、参道の店をのぞく。バスで目的地の戸隠につき、一泊して、次の日、戸隠スキー場で人生初の「スノボ」を体験し、筋肉痛になって帰ってきた。