堤の古雛 Old Tsutsumi Hina Dolls
Shown below are old clay dolls probably manufactured in Tsutsumi, Sendai City, Japan, and displayed for celebration at Hina-matsuri (doll festival) on the 3rd of March.
1. 女雛
繊細なお顔、蘇芳(すおう)からとったとされる着物の独特な赤色など、江戸時代の堤人形の特徴をじゅうぶん備えている。やや小型の女雛だが、着物の裾が後ろ側にかなり広がっており、存在感がある。ふつう土人形は背面の彩色を省くが、これは全面色が塗られている。庶民(といってもそれなりに裕福な家庭だったとおもうが)のひなまつりを華やかに彩ったものとおもう。
2. 小さな男雛
やはり面相や着物の色などからして江戸期の堤だろう。着物にはなにか花火のような文様が描かれているが、これは菊の花が崩れたものかもしれない。背面も彩色されている。かなり小型の雛人形である。すでに示した女雛よりは安価で、量産されたタイプだったと想像される。
3. 大きな男雛
これはネットオークションで産地不明の人形として手に入れたのだが、全体のつくり、とくに襟のあたりの表現は、堤人形、または堤の影響を強く受けた産地の人形であることを示唆する。裏面の彩色を省略しており、また絵の具の質感も前の2つの雛人形とは異なる。明治時代の作か。











