ホリミネラロジーのセール Shopping at Hori Mineralogy
先週の日曜日、 ホリミネラロジー のセールにいってきた。春の嵐が吹き荒れる日で、会場のビルの前で傘がひっくり返って難渋している人が何人もいた。最終日の閉場1時間半前についたときには先客はだれもいなかった。 I went to a special sale of Hori Mineralogy last stormy Sunday. I saw a strong wind destroyed some people's umbrellas. There were no customers at the place when I arrived an hour and a half before the closing time. 1. 含銅菱亜鉛鉱 Cuprian Smithsonite Tsumeb Mine, Otjilkoto (Oshikoto) Region, Namibia(ナミビア オシコト州 ツメブ鉱山) Size: 52 × 42 × 27 mm / Weight: 87 g ナミビアのツメブ鉱山は世界の愛鉱家たちにもっとも名が知れた鉱物産地のひとつであり、だれがなんと言おうと美しい石、そして専門家の好奇心をかきたてる珍しい石が多産した。 Mindat.org でいま調べてみると、確認された鉱物種数が 329、そのうちツメブが模式地(type locality)とされる種が 72 というから、まさに世界的鉱物産地であることは疑いない。 記念すべき「ツメブデビュー」となったこの標本は、やや飴色透明の白鉛鉱(PbCO 3 )の結晶の上に無色〜薄緑色の菱亜鉛鉱(スミソナイト、ZnCO 3 )がまとわりついている。菱亜鉛鉱の結晶サイズは大きくても 1 mm 強。しかし結晶面はたいへんシャープで、おおむね釘頭状をなしている。分析によれば CuO を 3 wt% 含んでおり、薄緑色なのはそのため。こうした分析値がラベルに書いてあるのがホリミネラロジーならではだ。この日はあんまりお金をつかうつもりでなかったが、この標本の色合いと白鉛鉱のずっしり感に魅了され、閉場15分前までなやんでついに購入となった。 It is needless to say that the Tsumeb mine, Namibia, is